こんにちは。
カウンセリングルームFineの夏目です。
今回は
「知らないとやばい！人間の性質」
についてお話しします。
まずは自己紹介から。
愛知県豊田市、東海市で
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ご興味のある方は、ぜひ覗いてみてくださいね！！
さて、本題に入りましょう。
「知らないとやばい！人間の性質」
について。
想像してください。
何かの講義を受けています。
「わからないところがあれば挙手してください」
と言われ、みんなが挙手してないし、やめておこう….
いかがですか？
ありませんか？こんな状況。
これは
「多元的無知」と言って
自分だけ考えが違うかもしれないと勘違いをして
結果的に自分が抱く疑念や不安を抑えている状況のことです。
「あれ、わかってないけど…みんな分かってるから挙手しないのかな？
じゃあ挙手するのは、やめておこう」
というような感じで、自分だけが違う？！と思ってしまい、行動に移しにくいのです。
（行動を起こせる方もいらっしゃいます）
自分が望む行動を取れるはずなのに
自分が望むことと、行動が一致していない。
それは、周囲と自分が望むものと違うのだから、望むことを外に出してはならない。
そう感じてしまい、実際に行動できない、しにくいのです。
ここで
多元的無知に関する研究をご紹介しましょう。
アンケートを記入してもらうということで、被験者には個室に入ってもらいます。
記入中に、室内に煙を充満させます。
それについて、どのように対応するか？を観察するという実験です。
被験者が室内に一人だった場合
煙が出ている！！と2分以内に報告したのは55％。4分以内には75％の人が報告。
では、サクラ2人、被験者1人だった場合はどうなるでしょうか。
サクラは、煙に気付いていないふりをして記入を続けています。
この場合、2分以内に報告したのはわずか12％。
4分経っても、この割合は変わらす…
つまり、どういうことか。
実際に火事など災害が起きていても
誰も声をあげなければ、そのままということ。
怖いですね…
緊急事態でも、避難しないで亡くなってしまった、というニュースを耳にしますが
この多元的無知が影響していることがあります。
これを解決するのは、誰かとの会話。
「あれ？煙出てませんか？」
などと、声を掛け合うのです。
最初に出した、例の講義でわからないところがあれば挙手を、というシーンでも
隣の人に、「今の説明、わかりました？」
などと声をかけると、
「私もわからなかった」となって
一緒に聞いてみるか、となるかもしれません。
（もしその人が内容を理解していたのなら、教えてもらえるかも！）
なんてことない場面では、問題ないですが
本当は火事が起きていた、なんてことになったら一大事。
人間ってこんな性質があるんだ、と知っておけば
少しは役立つはずです！！
それでは、また！！